2015年11月13日金曜日

トーク!初沢亜利×いとうせいこう!開催されたの巻

ぼんじゅ〜スタッフのエミリーです。
ただ今絶賛!
初沢亜利写真展
「周縁からの眼差し—東北・北朝鮮・沖縄 報告」
が開催Now!Wow!

え〜先日は、
トークイベント
初沢亜利×いとうせいこう
が、大盛況のなか、催されました。

その模様♨︎






ここでしか聞けない話題に満ちた
めくるめく展開してゆくトーク。
うかうかしてると置いてかれてしまう
ノンストップ、なんて濃厚な2時間半!
刺激的でした…
トークを聞く前と聞いた後では、
心なしか、
アツコバルーを出た途端に
目に飛び込んでくる
いつも通りの渋谷の街も
う〜ん…違うように感じてしまったり。
とかモニョモニョ考える余裕も無く、
まだ頭の中の整理ができておりまへん!
普段、どれだけ既成概念にとらわれた視点から
物事を考えてしまっているか、
ハッと気づかされたはいいものの、
今度は戸惑いが止まらない始末
でもそのくらい、
いろいろと自分の頭で考えながら
日々を過ごして行くと
1日1日の過ぎ去りし方も
変わってくるかもしれませんねえ…!

初沢さんの展示は11月22日までとなっております。
あ?!あと9日?!
是非ともお見逃しなくー!
どんみしっ

エミリー

2015年10月29日木曜日

アツアツ♨︎アツコバルー!

ご無沙汰・DAY・Night・フィーバー!
松濤のトラボルタこと、スタッフのエミリーです♨︎
芸術の秋、みなさまいかがお過ごしでしょうか。
深まってますねぇ…秋。

私は今日、西友の中でひたすらダウンジャケットを探してまわる夢を見たのですが、目を覚ますと、いつ着替えたのか、パジャマの上からダウンジャケットを羽織って寝ていた自分に気づき、なんとも巨大な秋を感じましたね。

さて!
アツコバルーでは、
「パワースポット展」、
そして
「女体愛好家 七菜乃による七菜乃展」
が開催されました。
それぞれ会期は5日間と4日間。
合計9日間…
非常〜〜ぅに沢山のお客様にご来場頂き、ハイパービジーな…
喜びに満ち溢れた
怒涛の日々でございました。。!
パワースポット展に出展された
ひらのりょうさん、ぬQさん、最後の手段さん
そして七菜乃展の七菜乃さん、
本当にお疲れ様でございました!!!



そしてその間、パリとロンドンでは、
オーナーのアツコさんと、
アツコバルー店長のなぎささんが、
世界を股にかけながら、
アートフェアにてアッツアツな日々を!
過ごされたそうです!



この模様は、なぎささんより
後日ブログへアップされるかと…っ
乞うご期待です♨︎♨︎♨︎

また、今週末からは、こちらが始まります!↓↓↓
初沢亜利 写真展
「周縁からの眼差し-東北・北朝鮮・沖縄 報告」
10月31日(土)〜11月22日(日)
水〜土曜 14時-21時
日・月曜 11時-18時
火曜定休
¥500(1drink付)
初日である31日19時〜21時には
オープニングパーティがあります。
どなたでも、お気軽にお越しくださいませ!







ではー!アツコバルーでお会いしましょう!
寒暖差の激しいこの頃、
みなさん風邪にはお気をつけくださいね。

エミリー

2015年9月27日日曜日

麻レポーターの『絶対の今』スタッフインタビュー
エミリー☆シュテファン

エミリーさん、今回はアートだけでなく禅のことも考える貴重な機会ですね。まずは各作品にコメントください。
テレザ・ステリコヴァ:
4世代にわたる女性同士(彼女と彼女の母と祖母と娘)は、4人でひとつのシェアをした時、次の世代へヴィジョンはどう受け継がれるのか…と考え中。

河合政之:
作品から発せられる反復不可能なノイズは私達の前を通過して、じゃあどこへ向かっているのか。行き先は?と考え中。

ガイ・シャーウィン:
秒針が動き和紙がまわる、和紙がまわり太陽の光が動く。和紙の角度によって光は消えて、また戻ってくる。変化が不変、結局はどっちなんだろう、どっちでもないんだろうなと考え中。

ジョージ・バーバー:
核弾頭をつんだ潜水艦の中でトランス状態になるって超危険な感じがするけど、個人がそこらへんの道ばたでトランスに陥るのだって、同じくらい…と考え中。

赤塚りえ子:
仏壇の中で絶え間なく踊り続ける女性のヴィジョンは、今迄見てきたどんな仏像よりも仏様っぽい、と感じながら考え中。

Kaz:
ミラーボールのキラメキに散りばめられた映像は私達の周りを覆い囲んで、それでも新幹線は目的地へと走り続ける。その光景を見ているこちらの時間もミラーボールの中に越境して、もしかして時間は流れるものでないのかも?と考え中。

心を整える修行のひとつで座禅があるけど、エミリーちゃんは時間に追われる毎日何で心を整えてる?:
ユーチューバーの動画を見る。

展覧会おすすめポイントを教えてください!:
絶対に、答えも正解も見つかり得ない。だけど時間について考えてみる。それらは全て「考え中」で未解決のまま、アツコバルーを後にすることになると思う。現実の中で、また時間の波にザブザブと揉まれた時、ふと、何かの欠片が分かったような「気がする」かも。…気がするだけかも。
自分の中に存在する「絶対の今」を、アツコバルーの中で過ごしてみてください。

ありがとうございました!

さて、最後は、シュテファンさん。スタッフインタビュー締めくくりお願いします!
テレザ・ステリコヴァ:
男を中心とする社会を背景としつつ、そこから一歩離れたところに身を置いて、眼差しの持ち主という主体位置を女として再領有し、女であることの系譜学、女としての歴史の可能性を、味覚や触覚にも訴える映像を通じて追求するアーティストに、わたしはとても魅了された。

河合政之:
人間にとって意味をもつように組み立てられている音、画素の秩序を一時的に解体し、特定の音を邪魔だと認識するのはなぜなのか、音の別の秩序の創造は可能なのかなどのような問いをわたしにぶつけ、出される音の偶発性をもって秩序というものの恣意性を嘲笑う、非常に興味深いインスタレーション。

ガイ・シャーウィン:
一枚の回転する紙と断片的にそれに投射される光。陰と陽という語をも連想されるが、非常にシンプルであるこのフィルム・インスタレーションは、かけ離れて存在する二項対立と思われがちなものが、実は、表裏一体になっていることに改めて人を気づかせ、何をもってそれを「別けられた」のか、そもそもなんのために「別けよう」とするのかなど、さまざまな疑問を抱かせる。

ジョージ・バーバー:
なかなかヘンテコリンで視覚的に非常に刺激的な映像。多岐にわたる映像・パフォーマンスを創る作家なので、彼の他の作品と比べて観るとなお面白い。

赤塚りえ子:
流れてゆく生と一瞬にして永遠の死。静止画の連鎖としての映像と仏壇をもってその関係性を問う、妙な作品である。

Kaz:
真っ直ぐ軌道の上を走りいつか予定地に到着するはずの新幹線の映像が二重に屈折され、果てしなく回転するミラーボールを介して壁に放たれる構造に、「幸せ」をつかもうと型どおりの道しか歩まず、規範化された過去を「個性性溢れる」未来として再生産する現代人の内的矛盾への、皮肉たっぷりの指摘がよみとれる。

シュテファンさん、時間は常に移ろっていくものだけど、あぁ~「今」を止めたい!って思う時ってあったりする?:
ほとんど思わない。時間、テンポラリティーとは一つの普遍的なものではなく、人間の文化的・社会背景、人種、ジェンダー、セクシュアリティーなどによってそれぞれ異なって意味をなし、異なって理解され、異なって生きられるもの、つまり、それぞれの個人において、交叉することが当然ありつつも、必ず同じスピードで同じ方向へと流れるとは限らない。

ありがとうございました!
(完)

2015年9月26日土曜日

麻レポーターの『絶対の今』スタッフインタビュー
なぎさ☆キヨミ


それでは、インタビューをお届けします。トップバッターは店長のなぎささんです。


















なぎささん、「絶対の今」展、盛り上がってますね。まずは各作品にコメントください。

テレザ・ステリコヴァ:
この展覧会、唯一のナチュラル系。とても女性的な作品です。テレザさん本人とおばあさんとお母さん、そして娘の美女4世代シリーズ!癒されます。

河合政之:
アナログノイズで脳内ビビビビビーっ!!なんだけど、だんだんノイズが心地よくなってきます。
不思議。見せ方がとてもかっこいいインスタレーション作品です。

ガイ・シャーウィン:
カタカタとなつかしい音(16mm映写機音)。。。昔、時計など無かった頃人間は太陽の光で生活のリズムを作っていたことを改めて考えてしまった。ゆっくりとした光の動きは長いなぁと思ってしまう。時計なんて捨てたい。(捨てれないけど...)

ジョージ・バーバー:
ブッ飛ぶねえ~。まさにトランス。極限に追い込まれた人間が意識の中に没頭する様子が描かれている。音と映像に立体感があって体に飛び込んできます。面白い。

赤塚りえ子:
サイケデリックでかなり好みの立体作品。何時間でもじぃ~と見ていられる。奥で踊っている赤塚さんのお母様の映像は、まるで私たちが窓からのぞいているかのようで、すぐそこのお部屋にいらっしゃる感じがします。過去の映像なのに。不思議な作品です。

Kaz:
目が回る作品。新幹線の向かう方向とミラーボールの光の方向が逆だから、脳内も二つに分かれそうになる。ひとつの方向に進んで行くはずの時間が崩壊する瞬間。くらくら。

なぎささん、時間の移ろいを体感するヴィデオアートに触れてどうですか?:
「時間」って私が生まれた時からすでに存在していたものだから(あたりまえで)、意識して考えた事無かった。
最初は、ヴィデオ?時間?チンプンカンプンだったけれど、実際に作品を見て体感して少しずつ意識して考えられるようになった気がする。「時間」という概念自体人間が作ったもので、何が正しいかなんて分からないけれど、単純に時間とはただ前に進んでいるものだと勝手に思い込んでいた自分がいた。いろんな時間があり、今、この瞬間が積み重なって時間の移ろいができていく。過去だった時間が今も生きていて未来にもこの瞬間が続いて行くということか?さて、よく分からなくなってきてしまいましたが、考える事は楽しいです。

展覧会おすすめポイントを教えてください!:
おすすめポイントは、難しい事考える前にそれぞれの作家の作品をまず見て感じること。どの作品も個性的で全てヴィデオを使っているので、視覚と聴覚でエンジョイできます。
まず見て感じて、それからぼんやりとjikan towa?時間とは?時間永遠?について考えてみましょう。

ありがとうございました!


きよみさん、真っ暗な会場のアツコバルーはいつもとひと味違った雰囲気でわくわくします。まずは各作品にコメントください。

















テレザ・ステリコヴァ:懐かしい記憶

河合政之:感じにくいもの

ガイ・シャーウィン:永遠

ジョージ・バーバー:妄想、夢の時間

赤塚りえ子:呼び起こしす時間

Kaz:とまることのない時間

「今」を生きることを大事に!と思わせる展覧会ですが、きよみさんが「今」を生きてるなァって感じるときは?:
自分の正体を知りたいという欲求があること。

展覧会おすすめポイントを教えてください!:
飲みながらゆっくりくつろげます。
ただボ~ッと無意識に内に浮かび上がる感覚を感じることで今のなにかを呼び起こしてくれはず!

ありがとうございました!

2015年9月24日木曜日

「絶対の今~なぜ・いま・ZENと映像なのか」麻レポート

みなさんこんにちは、今日は記者をつとめる麻です。
今回ご紹介するのは、ZENと映像と時間をテーマにした「絶対の今」展。(10/11まで!)
アツコバルーの個性濃厚なスタッフさんたちにもインタビューをしましたので、その模様もお届けします。
この展覧会は「絶対の今」を考えてみる展覧会です。ん?「絶対の今」ってどういうことでしょうか?


時間というのは常に動いている無常なもの。
そして何か動いているということは、何か止まっているものがあるはずなのです。
その止まっているものとは何なのか?
その止まっているものは、時間を構築するひとつひとつの「瞬間」です。
移ろい行く時間を解体して考えてみると、時間は「静止画」のような「瞬間の連続」なのです。
その瞬間を「永遠」ととらえ、そしてそれを「絶対の今」と言ったのが、日本の禅文化を世界に知らしめた仏教学者の鈴木大拙です。

ちょっと図解してみましょう!こういうことです。
「絶対の今」展はヴィデオアートによって時間を考えるという展覧会。
そういえば映像だって、たくさんの静止画を並べることによって、動きを表すメディアですよね。

とにかく「今」なんです。
わたしたちが生きる日々は「今」という絶対的な永遠、または静止画の連続です。

資本主義に大事なのは「今」にない夢を追わせること。けれども、そればっかり追っていると肝心の「今」からズレてきちゃうこともある。「今」に立ち戻って、各々の「今」を直感的にみてほしい!というのが今回の「絶対の今」展なのです。

社会に起こる全てのことにおいて「今」を全力で感じ思考することがいかに大事か、体感する場だなあと思っています。
「今」に立つ自分がどう考えるか。
  

それでは展示作品を少しご紹介!

テレザ・ステリコヴァ(チェコ出身で在英生活が長く、感(知)覚を探求する映像作家)
自分を含めた四世代にわたる家族の記憶とそこに流れる時間を、感覚に訴えながら魅せるフィルム作品。美しい映像と美しい女性と美しい伝統衣装とおいしそうなケーキに引き込まれます。

河合政之(国内外で活躍するヴィデオ・アーティスト)
ギャラリー開場中、再生され続けているヴィデオテープは、時間が経つにつれて劣化してゆきます。その様子が3台のモニターにそれぞれに反映されている作品であり、時間を感じさせる作品です。コードやモニターなど、配置の見せ方にも注目です。

ガイ・シャーウィン(イギリスの実験映画界を代表する映像作家)
日光が空間を移動していく映像が、和紙に投影されています。そして、その和紙がぶら下がっているのは、時計の秒針。つまり、太陽と時計というふたつの時間の流れを含んでいる作品です。映写機って見ているだけで痺れます。フィルムがガガガガガと廻る音も心地いい。

ジョージ・バーバー(80年代の英国発祥のスクラッチ・ヴィデオのパイオニア)
核弾頭を搭載した潜水艦を指揮する船長がシャーマニズムに傾倒し、トランス状態に陥ってゆく様子を見せるフィルム作品。

赤塚りえ子(様々なメディアを使用して内なる風景を描出する作家)
ブラックライトで照らされるサイケデリックな仏壇作品。こんな仏壇見たことない!仏壇の外の世界には時間があって、仏壇の中の世界には時間がないんだろうか?その境界線を考えさせる作品です。

KAZ(時間を体験型作品等を通して探求する作家)
脳内思考や意識を「外す」体感型インスタレーション。新幹線からの車窓風景が空間いっぱいにぐるぐるまわり、平衡感覚がどんどん失われていく。目で判断することがどんどんできなくなり、全身で作品と対峙する感覚に。頭で考えるよりもまず、体が反応する作品です。


これら6つの作品、そして「時間」について、アツコバルースタッフのみなさんは、果たしてどう対峙しているのでしょうか?
次回へ続く。

2015年7月18日土曜日

(仮)選挙はアートだ! 麻レポート!

はじめまして、ニューフェイスの麻です。おもに水か土にアツコバルーにおりますゆえ、よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
7/3から3日間、フツフツと熱が上昇するような展覧会「(仮)選挙はアートだ!~三宅洋平の選挙フェス17日間の記録~」でアツコバルーはアツアツでした。
2013年参院選に立候補した音楽家の三宅洋平を撮り続けた、杉岡太樹監督の映画上映にあわせて行われた展覧会です。「選挙フェス」と題して日本各地を回った三宅洋平を見つめた伊藤愛輔の写真と、杉岡監督の映像を展示しました。
それからというもの、からだの内側がざわざわしています。
まさに「ひらいた感性の終わりなき旅路のはじまりだよ」(三宅洋平さんの「gipsy song」の一番好きな一節!)なのです。

アツコバルー初任務のひとつとして麻レポート、だだだーっと書いてみます。おつきあいください。

17万6,970票。
この数字は、2013年参院選で三宅さんが得票した数字。どれくらいスゴイかと言うと、176,970人の支持者が、ひとり1万円ずつ出資したら、17億6970万円になるくらい!落選候補者のなかでトップの得票数!
当時の選挙期間中、若者を巻き込んだこの結構スゴイ現象が、メディアでは限られたものとして報道されていたように思い返します。けれどいま、三宅さんの声、杉岡監督の映画、伊藤さんの写真、その三方向から複合的に見返してみることで、現場の声が色濃く蘇ってきます。

先日、選挙権が18歳に引き下げられました。若者の関心をどうやって政治にひきこむか。
自民党は安倍首相のラインスタンプやプリクラをつくるとか。本気?オエー…。
民主党は議員が18歳当時を振り返る動画をHPで流すとか。時代錯誤甚だしい。ナンセンス…。
共産党は、ゆるキャラをつくるとか。キャラクター頼み?オイオイ…。
若年世代をバカにするな!

そこで。 

三宅洋平の声を聞いてみてほしい。
音楽で培うことばが若者にすーっと届くようす。彼の訴えにある、トンチ・ユーモア・ヒューマニティが、議論を進める鍵になり得る。三宅さんは「自分を応援しないでくれ」と言い「自分が皆を応援する」と言う。展覧会期中、三宅さんのカリスマ性と行動力を目の当たりにしたとは言え、彼の一貫したことばに耳を傾けると「あれ?自分も三宅洋平と変わらないんじゃない?あれ?」なんて思えてくる。つまり、個としての強いちからが自分にも内在していることを認めてもらったような気になってくる。志をもった若者が束になれば、国会に隕石を落とせるんじゃないかと。

      

杉岡太樹の映画を観てみてほしい。
アウトサイダーの立ち位置を貫き、独り、三宅さんを冷静に撮り続けた監督。映画に濃縮することで、若者が政治に近づきやすくなる。大きなキッカケをわたしたちの目の前に落としてくれたのです。三宅さんをカッコイイ!と祭り上げるドキュメンタリーではなく、むしろ観ているこちら側をひりひりさせる映画。「見終わったあなたはそれでどう考える?どう動くの?」と個に訴えかけてくる。三宅さんの顔に迫る迫力のどアップ、繊細に切り替わる映像もうつくしい。三宅さんのライブをワンテイクでおさえた臨場感は殊にすばらしく、初日上映中には手拍子もおこったくらい!



伊藤愛輔の写真を観てみてほしい。
三宅さんが訴える表情だけをとらえるにとどまらない。三宅さんが立つステージから、有権者であるひとびとの顔をとらえる写真の数々。そこには多様な表情が写りこんでいて、自国を考える真剣なまなざしが記録されていました。聴衆は、ある志をもった立候補者の話に全身を向け、立候補者は集まった聴衆に全身を向けている。その瞬間の記録には、強く若々しい眼がたくさん映っているのです。またもや「じゃあわたしはどうなんだろう?」と考えさせられるのです。


誰かに任せてきたひとたちが、今の国を動かす人を選んで来たのも事実。
わたしもあなたもちょっと前まで、もしかするとそうだったかもしれない。
でも、いま何かに気づいたなら、もう片方の脚もつっこんで、二歩三歩自分なりで構わないから進め!と思わせてくれた展覧会だったのです。
三宅洋平と杉岡太樹と伊藤愛輔、そして彼らが撒いた種を受け取った「わたしたち自身」が広げる輪は広がり続けていることを知った展覧会だったのです。
言い過ぎを許してもらえるなら、彼らとわたしたちは変わらないのでは。それぞれに志をもって、それぞれに思考し、それぞれのやり方で動いてみること。彼らはそのやり方を見せて教えてくれたのでは!

杉岡太樹、伊藤愛輔、三宅洋平@アツコバルー
政治の話はメンドーだとか、軋轢を生むだとか、ハイハイわかってますってな態度とか、そんなのはダサイ。
友達と語り合う前の準備体操でもよいので、アツコバルーにぜひことばを交わしに来てください。
展覧会は終わったけど、その熱はまだフツフツアツアツのままです。
安保法案強行通過のこともあり、憤り熱もむんむんしてます。

アツコバルーで、パワフルなアートに囲まれながら、からだが活性化して、自分のことばがぽんぽん生まれるかも!

三宅洋平の17日間の選挙活動を追った杉岡太樹監督のドキュメンタリー映画「選挙フェス」が現在ユーロスペースで24日まで公開中。

伊藤愛輔さんの写真はjam cafeにて映画上映期間のみ展示中。

すぐそこにでっかいキッカケがあるならつかみに行こう!映画も写真も、急げ~!
そして三宅さん、アコースティックライブをアツコバルーでお願いします~!

2015年7月15日水曜日

しょうぶ学園 生き!活き!イ・キ・テ・ル!


あっという間に時は過ぎて行きます!!!
ひーー。
御無沙汰太郎でございます。ウソです。大袈裟太郎さんすみません。
なぎさです。
最後に私が書いたブログは「福岡&山口 出張 〜TAGAMIさんを訪ねて〜(前半)」で終わってしまっていました。
書きたい事は山ほどあります!
TAGAMIさん後半、ヤングアート台北レポート、ネパール大震災支援途中報告会、選挙はアートだ!、しょうぶ学園...etc

少しずつ書きます。
まずは、一番フレッシュなネタから!!
現在アツコバルーでは『しょうぶ学園 生き!活き!イ・キ・テ・ル!』展を開催しています!
チラシデザイン by Asa Hiramatsu
展覧会の打ち合せの為、鹿児島のしょうぶ学園にお邪魔したのですが、そこで感じた 
生きてる!感をアツコバルーでも再現したいなと思いました。
とにかく、風通しが良くぴゅーぴゅーして元気になる感じ。
彼らの作る作品は迷いが無く勢いがある。そして面白いんです。
そして彼らの制作をサポートしながら一緒に作っているスタッフ達の愛をプンプン感じるのです。
しょうぶ学園にお邪魔した時の写真をUPしながら私の感動が伝われば良いなぁと思います。
入り口から開放感あります。
Omni Houseの壁には翁長ノブ子さんのモチーフが描かれています。
園内にはロバのロッシーと羊の太郎と花子が!
縫いの工房 モグラハウス 屋根に芝生が!!
土の工房入り口にはブツブツタイルがいっぱい!
この↑↑↑タイル↑↑↑が私の心を一番揺さぶりました!
というわけでアツコバルーにニョキニョキブツブツタイルを展示しております!
タイルコーナー@アツコバルー
¥2200〜販売しております。
縫い工房の様子。左手前の方がチラシのメインヴィジュアル「ネコ」↓↓↓を作った溝口ひかりさんです。
翁長ノブ子さん未発表作品 展示してます!
この子達も会場に来ています^^
焼く前の牛込オブジェ!
このモリモリ感たまりませぬ!
というわけで、ガッツリと「しょうぶ学園」を持ってきてみました!
(ちょっと大袈裟…)

今回は、2014年1月に『躍る糸と植物』展でお世話になった密林東京のスズキアキコさんにしょうぶ学園のペイント植木鉢と竹に植物を生けていただきました!入り口から気持ちの良い空間になっています!
しょうぶ学園×密林東京コラボインスタレーション
Nui Project のシングルピースも沢山あります。
ドキュメンタリー映画上映も上映しています!!
水・木・金・土 19:30~ (75分) ¥1500(1drink付)
「so : but [and] = 1.2.3.4」-あらかじめ、情動の.
しょうぶ学園の創作活動の一つである音パフォーマンス集団「otto&orabu」をフィルターとして、純粋さに対する意識の変容について描いたドキュメンタリー映画。 
撮影/編集/監督:柵木志 
プロデューサー:イワタトシ子


イベントも☆
8月2日(日) 16:00~18:00 坂口恭平×福森伸トークショー  ¥1000(1drink付)

予約不要。当日会場がいっぱいになり次第入場制限をさせていただきます。

2015年7月11日(土) 〜 8月30日(日)  
夏期休廊:8月11日(火)〜18日(火)
水〜土:14:00 - 21:00
日•月:11:00 - 18:00 
火:定休日 


盛りだくさんです。
イ・キ・テ・ル!を感じて下さい。
心よりお待ちしておりまぁ〜す!


(なぎさ)
    





          
         

















2015年6月8日月曜日

6月13日(土) 新しい才能のるつぼ~NEW FACES 2015~展 トークショーーー!!



ご無沙汰デイNight・フィーバー!
スタッフのエミリーです。









初夏の心地よ〜い緑生い茂ってい〜る今日この頃。
アツコバルーにも、新緑の如くフレッシュな八つの才能が、世界中から集まっています。
先月30日より、
「新しい才能のるつぼ〜NEW FACES 2015〜展」
が始まりました!

参加作家

堀江栞(日本)
ヘンリエッタ・ハリス(ニュージーランド)
ビアンカ・アルジモン(フランス)
ジャン・クララク(フランス)
ポール・ガルミッシュ(フランス)
カワニシタカヒ(日本)
マルジェラ・チュレック(ポーランド)
アミ(フランス)

会場の様子をふんわりお届け!



また、今週土曜、6月13日の19時より、アツコ・バルーと参加作家からカワニシ・タカヒによるトークショーも催されます!
作品を前に、白熱したトークとなること間違いなし!
是非ともお越しくださいませー!
お待ちしております♨︎