2015年7月18日土曜日

(仮)選挙はアートだ! 麻レポート!

はじめまして、ニューフェイスの麻です。おもに水か土にアツコバルーにおりますゆえ、よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
7/3から3日間、フツフツと熱が上昇するような展覧会「(仮)選挙はアートだ!~三宅洋平の選挙フェス17日間の記録~」でアツコバルーはアツアツでした。
2013年参院選に立候補した音楽家の三宅洋平を撮り続けた、杉岡太樹監督の映画上映にあわせて行われた展覧会です。「選挙フェス」と題して日本各地を回った三宅洋平を見つめた伊藤愛輔の写真と、杉岡監督の映像を展示しました。
それからというもの、からだの内側がざわざわしています。
まさに「ひらいた感性の終わりなき旅路のはじまりだよ」(三宅洋平さんの「gipsy song」の一番好きな一節!)なのです。

アツコバルー初任務のひとつとして麻レポート、だだだーっと書いてみます。おつきあいください。

17万6,970票。
この数字は、2013年参院選で三宅さんが得票した数字。どれくらいスゴイかと言うと、176,970人の支持者が、ひとり1万円ずつ出資したら、17億6970万円になるくらい!落選候補者のなかでトップの得票数!
当時の選挙期間中、若者を巻き込んだこの結構スゴイ現象が、メディアでは限られたものとして報道されていたように思い返します。けれどいま、三宅さんの声、杉岡監督の映画、伊藤さんの写真、その三方向から複合的に見返してみることで、現場の声が色濃く蘇ってきます。

先日、選挙権が18歳に引き下げられました。若者の関心をどうやって政治にひきこむか。
自民党は安倍首相のラインスタンプやプリクラをつくるとか。本気?オエー…。
民主党は議員が18歳当時を振り返る動画をHPで流すとか。時代錯誤甚だしい。ナンセンス…。
共産党は、ゆるキャラをつくるとか。キャラクター頼み?オイオイ…。
若年世代をバカにするな!

そこで。 

三宅洋平の声を聞いてみてほしい。
音楽で培うことばが若者にすーっと届くようす。彼の訴えにある、トンチ・ユーモア・ヒューマニティが、議論を進める鍵になり得る。三宅さんは「自分を応援しないでくれ」と言い「自分が皆を応援する」と言う。展覧会期中、三宅さんのカリスマ性と行動力を目の当たりにしたとは言え、彼の一貫したことばに耳を傾けると「あれ?自分も三宅洋平と変わらないんじゃない?あれ?」なんて思えてくる。つまり、個としての強いちからが自分にも内在していることを認めてもらったような気になってくる。志をもった若者が束になれば、国会に隕石を落とせるんじゃないかと。

      

杉岡太樹の映画を観てみてほしい。
アウトサイダーの立ち位置を貫き、独り、三宅さんを冷静に撮り続けた監督。映画に濃縮することで、若者が政治に近づきやすくなる。大きなキッカケをわたしたちの目の前に落としてくれたのです。三宅さんをカッコイイ!と祭り上げるドキュメンタリーではなく、むしろ観ているこちら側をひりひりさせる映画。「見終わったあなたはそれでどう考える?どう動くの?」と個に訴えかけてくる。三宅さんの顔に迫る迫力のどアップ、繊細に切り替わる映像もうつくしい。三宅さんのライブをワンテイクでおさえた臨場感は殊にすばらしく、初日上映中には手拍子もおこったくらい!



伊藤愛輔の写真を観てみてほしい。
三宅さんが訴える表情だけをとらえるにとどまらない。三宅さんが立つステージから、有権者であるひとびとの顔をとらえる写真の数々。そこには多様な表情が写りこんでいて、自国を考える真剣なまなざしが記録されていました。聴衆は、ある志をもった立候補者の話に全身を向け、立候補者は集まった聴衆に全身を向けている。その瞬間の記録には、強く若々しい眼がたくさん映っているのです。またもや「じゃあわたしはどうなんだろう?」と考えさせられるのです。


誰かに任せてきたひとたちが、今の国を動かす人を選んで来たのも事実。
わたしもあなたもちょっと前まで、もしかするとそうだったかもしれない。
でも、いま何かに気づいたなら、もう片方の脚もつっこんで、二歩三歩自分なりで構わないから進め!と思わせてくれた展覧会だったのです。
三宅洋平と杉岡太樹と伊藤愛輔、そして彼らが撒いた種を受け取った「わたしたち自身」が広げる輪は広がり続けていることを知った展覧会だったのです。
言い過ぎを許してもらえるなら、彼らとわたしたちは変わらないのでは。それぞれに志をもって、それぞれに思考し、それぞれのやり方で動いてみること。彼らはそのやり方を見せて教えてくれたのでは!

杉岡太樹、伊藤愛輔、三宅洋平@アツコバルー
政治の話はメンドーだとか、軋轢を生むだとか、ハイハイわかってますってな態度とか、そんなのはダサイ。
友達と語り合う前の準備体操でもよいので、アツコバルーにぜひことばを交わしに来てください。
展覧会は終わったけど、その熱はまだフツフツアツアツのままです。
安保法案強行通過のこともあり、憤り熱もむんむんしてます。

アツコバルーで、パワフルなアートに囲まれながら、からだが活性化して、自分のことばがぽんぽん生まれるかも!

三宅洋平の17日間の選挙活動を追った杉岡太樹監督のドキュメンタリー映画「選挙フェス」が現在ユーロスペースで24日まで公開中。

伊藤愛輔さんの写真はjam cafeにて映画上映期間のみ展示中。

すぐそこにでっかいキッカケがあるならつかみに行こう!映画も写真も、急げ~!
そして三宅さん、アコースティックライブをアツコバルーでお願いします~!

2015年7月15日水曜日

しょうぶ学園 生き!活き!イ・キ・テ・ル!


あっという間に時は過ぎて行きます!!!
ひーー。
御無沙汰太郎でございます。ウソです。大袈裟太郎さんすみません。
なぎさです。
最後に私が書いたブログは「福岡&山口 出張 〜TAGAMIさんを訪ねて〜(前半)」で終わってしまっていました。
書きたい事は山ほどあります!
TAGAMIさん後半、ヤングアート台北レポート、ネパール大震災支援途中報告会、選挙はアートだ!、しょうぶ学園...etc

少しずつ書きます。
まずは、一番フレッシュなネタから!!
現在アツコバルーでは『しょうぶ学園 生き!活き!イ・キ・テ・ル!』展を開催しています!
チラシデザイン by Asa Hiramatsu
展覧会の打ち合せの為、鹿児島のしょうぶ学園にお邪魔したのですが、そこで感じた 
生きてる!感をアツコバルーでも再現したいなと思いました。
とにかく、風通しが良くぴゅーぴゅーして元気になる感じ。
彼らの作る作品は迷いが無く勢いがある。そして面白いんです。
そして彼らの制作をサポートしながら一緒に作っているスタッフ達の愛をプンプン感じるのです。
しょうぶ学園にお邪魔した時の写真をUPしながら私の感動が伝われば良いなぁと思います。
入り口から開放感あります。
Omni Houseの壁には翁長ノブ子さんのモチーフが描かれています。
園内にはロバのロッシーと羊の太郎と花子が!
縫いの工房 モグラハウス 屋根に芝生が!!
土の工房入り口にはブツブツタイルがいっぱい!
この↑↑↑タイル↑↑↑が私の心を一番揺さぶりました!
というわけでアツコバルーにニョキニョキブツブツタイルを展示しております!
タイルコーナー@アツコバルー
¥2200〜販売しております。
縫い工房の様子。左手前の方がチラシのメインヴィジュアル「ネコ」↓↓↓を作った溝口ひかりさんです。
翁長ノブ子さん未発表作品 展示してます!
この子達も会場に来ています^^
焼く前の牛込オブジェ!
このモリモリ感たまりませぬ!
というわけで、ガッツリと「しょうぶ学園」を持ってきてみました!
(ちょっと大袈裟…)

今回は、2014年1月に『躍る糸と植物』展でお世話になった密林東京のスズキアキコさんにしょうぶ学園のペイント植木鉢と竹に植物を生けていただきました!入り口から気持ちの良い空間になっています!
しょうぶ学園×密林東京コラボインスタレーション
Nui Project のシングルピースも沢山あります。
ドキュメンタリー映画上映も上映しています!!
水・木・金・土 19:30~ (75分) ¥1500(1drink付)
「so : but [and] = 1.2.3.4」-あらかじめ、情動の.
しょうぶ学園の創作活動の一つである音パフォーマンス集団「otto&orabu」をフィルターとして、純粋さに対する意識の変容について描いたドキュメンタリー映画。 
撮影/編集/監督:柵木志 
プロデューサー:イワタトシ子


イベントも☆
8月2日(日) 16:00~18:00 坂口恭平×福森伸トークショー  ¥1000(1drink付)

予約不要。当日会場がいっぱいになり次第入場制限をさせていただきます。

2015年7月11日(土) 〜 8月30日(日)  
夏期休廊:8月11日(火)〜18日(火)
水〜土:14:00 - 21:00
日•月:11:00 - 18:00 
火:定休日 


盛りだくさんです。
イ・キ・テ・ル!を感じて下さい。
心よりお待ちしておりまぁ〜す!


(なぎさ)