2016年3月29日火曜日

アラン・ビュブレックス『うごかざるものうつろふなり』展

ただいまアツコバルーでは、アラン・ビュブレックス 写真とハイブリッド家具の展覧会『うごかざるものうつろふなり』展開催中です。
Alain Bublex














アートインレジデンスでパリから来日したアランさんは、飛騨と東京にて1ヶ月の滞在制作を行いました。飛騨の組み木の技術、そしてFabcafeの最先端技術(3Dプリンター/レーザー加工など)から着想した作品を展示しています。

ところで、「うごかざるものうつろふなり」というこの展覧会のタイトル、一瞬「ん?」と思いませんか?(わたしは思ってしまいました!)
「うごかないもの、うごくよね」みたいなこと。
展示を観に来ていただければお分かりになりますが、まさにそれをアランさんは展示しています。

大きな家具は一度設置してしまえば、動かさない。
だけどアランさんの創る家具は、組み木だから解体して組み直せば新しい形に姿を変える!
もしくは、上下逆さまにしてみたらヨーロッパの高めの家具になったり日本の低めの家具になったりするのです。
















突然ですが、富士山も日本からは動きません。
だけどアランさんの創る写真のなかに在る富士山はヨーロッパの風景の中へと動いているのです。
アツコバルーで「富士山の見える風景」をモチーフとする写真作品に対面すれば、その全貌が明らかに。

うごかざるものうつろふなり。





ちょっと違う見方を提示するアランさんのアートの在りようをぜひ観にいらしてください。

4月3日(日) 18時まで!
お見逃しなく!

(麻)