ただいまアツコバルーでは、アラン・ビュブレックス 写真とハイブリッド家具の展覧会『うごかざるものうつろふなり』 展開催中です。
Alain Bublex |
アートインレジデンスでパリから来日したアランさんは、 飛騨と東京にて1ヶ月の滞在制作を行いました。 飛騨の組み木の技術、そしてFabcafeの最先端技術( 3Dプリンター/レーザー加工など) から着想した作品を展示しています。
ところで、「うごかざるものうつろふなり」 というこの展覧会のタイトル、一瞬「ん?」と思いませんか?( わたしは思ってしまいました!)
「うごかないもの、うごくよね」みたいなこと。
展示を観に来ていただければお分かりになりますが、 まさにそれをアランさんは展示しています。
大きな家具は一度設置してしまえば、動かさない。
だけどアランさんの創る家具は、 組み木だから解体して組み直せば新しい形に姿を変える!
もしくは、 上下逆さまにしてみたらヨーロッパの高めの家具になったり日本の 低めの家具になったりするのです。
突然ですが、富士山も日本からは動きません。
だけどアランさんの創る写真のなかに在る富士山はヨーロッパの風 景の中へと動いているのです。
アツコバルーで「富士山の見える風景」 をモチーフとする写真作品に対面すれば、その全貌が明らかに。
うごかざるものうつろふなり。
ちょっと違う見方を提示するアランさんのアートの在りようをぜひ 観にいらしてください。
4月3日(日) 18時まで!
お見逃しなく!
(麻)